ビットコインという名のSF

ビットコインについて考えていたら面白い発想が沸いたので書いておく。まずビットコインは世間一般的にいうとなんの価値もなく、投機的な商品である。700万円から一気に300万円まで落ちる通貨を使う人間なんていない。そう思いますよね?でももしこの通貨の中で完結する取引が出てきたらどうなるでしょう。

例えば2つの農家があり、それぞれ1ビットコイン保有していたとする。いちごを作っている農家がいちご1個をありえない話1ビットコインに価格を決めたとする。そしてリンゴを作っている農家が同じようにリンゴ1個を1ビットコインに決めたとしよう。いちご農家がりんご農家からリンゴ1個を1ビットコインで買うとリンゴ農家は2ビットコインになる。そしてリンゴ農家がいちご農家からいちごを1ビットコインで買うと、1ビットコイン戻る。結果資産は減らず、いちご農家とりんご農家はお互い作ったものを交換できるわけだ。これの凄いところは、国の縛りを受けずに自由に交換できることだ。

例えばリンゴ農家を中国君 いちご農家をアメリカ君としたら、まずお互いの国力の差で通貨のレートで決まっており、そこから取引に入るのでとても取引は差別的になる。国という意識がいちご、りんご1個の価格を2倍や半分にするわけだ。だから品質が悪くなったり良くなったりする。

しかしビットコインでの取引はとても個性的であり、りんご、いちごの価値、品質で判断することになる。その人の作ったリンゴ、いちごはどれほどの価値があるのかそれぞれが考えなければならない。よってとても自由で利己的な取引が展開されるようになる。

そしてビットコイン間での取引はビットコインの価値はほぼ減らず、価値は担保される。

このような取引が素材、加工品と広がり、最後にスマートフォンビットコインで作れるようになれば、それはもう、2の国として判断してもよいだろう。

勘のいい方はここで気づくと思うが、ビットコインは送金手数料がかかるから結局価値は目減りしていくと考えているだろう。そう思うじゃん?だが送金の手伝いをする人、マイニングをする行為自体がこの自由な取引に参加するチケットと考えればどうだろか

先程のいちご農家とリンゴ農家の例でゆうと、極端な話マイナーはいちごやリンゴの取引で10分の1のいちごやりんごを買うことができる報酬を得たとする。そしてマイナーがいちごやりんごが美味しいと聞いて、受け取った報酬でカットされたりんごやいちごを買えば、それは完全にビットコインの中で取引が完結することになる。

ビットコインのインフラが世界の国の品質を上回ればビットコインの価値は減らなくなる。

ここまできたら最終地点だと思うだろうが少し違う、この仮説が全て叶ったらもしも宇宙に地球由来の新しい国が出来たら、その法廷通貨はビットコインがふらわしいと思う人がとてもたくさんいるかもしれない。

そして初めてサトシナカモトが誰なのかと言う疑問にたどり着く。サトシナカモトはこれだけ暗号資産が人気になっているにも関わらず。一度も表にでてこない。一体なぜなのか、ここに一つの答え(妄想)を書こうと思う。

それは、彼が宇宙人だからだ。彼が人間にビットコインの技術提供したのは、地球にいる人間を1段階レベルアップさせたいからではないだろうか、そして新しく宇宙に国が誕生した時に、彼と人間は再会を果たすことになるだろう。